安心・安全な母乳育児を

安心・安全な母乳育児をしていただくために
日本では9割以上の妊婦さんが生まれてくる赤ちゃんを母乳で育てたいと考えています。母乳育児は母親と赤ちゃんの健康にとって良いことが沢山あるのだと、多くの方が理解してくださっている証拠ですね。

産後に母乳育児が軌道に乗るまでにはこちらに記したような「コツ」がありますが、全員の方がこの通りにいくわけではありません。母乳育児で悩んだときに、多くの方は相談先を探すと思います。
日本は古くから乳房マッサージという支援手技が根付いている国ですが、乳房マッサージは直接的に母乳分泌を増やす作用はないといわれていて海外では行われません。様々な支援先が選択できるのは良いことですが、医学的根拠に乏しい支援が提供されることがあり、結果的に母親が混乱したり赤ちゃんの発育発達に影響が出ることがあります。

母乳育児の支援先としては、出産施設の助産師さん、保健センターの保健師さん・助産師さん、助産院の母乳相談、母乳専門の相談室、また数少ないですが小児科併設の母乳相談などがあります。ぜひご自分の納得できる説明が受けられて、かつ赤ちゃんの発育発達も一緒に確認してくれる支援先を探してください。

 

私たちの授乳相談室は、「安心・安全」な母乳育児を目標にしています。「安心」とは、授乳の状況をお母さんと把握して、赤ちゃんの健康的な育ちが期待できる授乳プランを立てることです。いまの授乳で良いのかどうか見通しがなく不安なまま授乳を続けることはストレスとなり、そのストレスがホルモンバランスに影響して母乳分泌を減らす可能性もあります。「安全」とは、私たちが赤ちゃんの発育発達・栄養を保証することです。体重・身長の伸びに問題はないか、頭囲は大きくなっているか、月齢に見合った発達がみられるか、などの健康状態を確認しながら支援を行います。万一母乳栄養で赤ちゃんの発育が十分でないときは粉ミルクの補足を勧めることもありますが、母乳栄養の妨げにならないような量と回数を提案します。赤ちゃんの健康状態に心配な点があるときは、病院をご紹介することがあります。

 

母乳育児には良いことがいっぱいあります。ぜひ楽しく長く母乳育児を続けてください。